さわやかスポーツ普及協議会泉区会の会長 原田 清さん 岡津町在住 77歳
人に恵まれてきた
○…いつでも、どこでも、気軽に取り組むことができるニュースポーツの地域別活動、それが「さわやかスポーツ」。会は区内12の連合から集まった委員に加え、ＯＢらの協力を得ておよそ50人で活動。健康寿命を延ばすことや、隣近所での顔が見える関係づくりをサポートするため、イベント開催や指導者の派遣、用具の貸し出しなど、もっぱら裏方仕事に奔走している。
○…２０１４年から会長を務め、現在２期目。体育指導員時代から数えても長く「もう、お役御免の歳だよ」とおどけてみせるが、根底には、今ある活動をきちんと次世代へ引き継ぎたいという想いがある。スポーツを通して地域の老若男女がともに楽しみ、交流を深める中で、地元を愛する若い世代を育てたい。それが地域力の向上につながるものと信じている。だからこそ自身も含め、熟年世代は”若手”の登場が心待ち。
○…「ライフワークは健康づくり」と言うように、肌つやの良さが目を引く。しかし、聞けば「３年前に体調を崩し、体調管理に努めた結果」だという。当時、検査で異常はなかったが、医師からは食生活の改善と減量を指示された。昔からスポーツが得意で体力には自信たっぷり。40歳からは人間ドックも受診し、健康には人一倍気を遣ってきたつもりだった。悔しさにも似た思いが、自分を動かし始めた―。
○…泉区に住んで約50年。「居心地の良さは、人の良さ」と実感する日々だ。連合はじめ、青少年育成関連行事などで”イベント屋”として精を出すのは、周囲への感謝の意味合いも。日課は、近くにある岡津町ふれあい公園での畑仕事。ピークから20kg減った身体は機動力も抜群で「自分で育てた野菜は、格別だよね」とほほ笑んだ。
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