地域住民に親しまれている和泉町の古橋の森(和泉町3丁目)が来春、市民の森として開園する。昨年6月頃から市との協議が進んでおり、11月から工事が始まる予定。区内では3番目。
森の整備を行っているのは「和泉の森を育む会」(天野貞夫会長)。「薄暗い森を再生し、地域住民の憩いの場にしたい」という想いから2001年3月に発足。地権者の協力を得て森の下刈りや、古倒木の整理、森を舞台に地域の子供会や老人会のイベントの開催など行っている。現在は約30人のメンバーが活動中。
森の整備が進み、地域交流の場として定着していくなかで「森をずっと守っていくためには」と考えたときに、維持管理の負担が軽減される「市民の森」制度を活用する案が上がったという。昨年6月頃から市の現地調査や協議が行われ、11月から、遊歩道や外周の柵など本格的に工事が始まる予定。
集える場所残したい
「緑地保存」が市民の森本来の目的であるため、通常、利用者は遊歩道以外の立ち入りは認められない。「それでも、今まで通り、みんなで集える場所でありたい」と、人が立ち入りできる広場が確保できるように市役所にかけ合っている段階。その他にも原生林を残す場所、景色を楽しめるスポットなど、4つのゾーンを検討中だという。天野会長は「これからが本番。皆さんに長く愛される森づくりのために一層頑張っていきたい」と話した。
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