県高等学校駅伝競走大会が11月4日、山北町丹沢湖周回コースで開催され、領家中学校出身の児玉真輝さんらをメンバーとする鎌倉学園が初優勝を飾った。
鎌倉学園はこれまで県大会で準優勝13回。全国大会の舞台である「都大路」に、あと一歩のところで届かず涙を飲んできた。試合前、保田進監督は「序盤からペースを上げて走り切ろう」と13人の部員に言葉をかけた。
出場した7人のうち、1、2年生が6人を占める同チーム。1区を任された2年の児玉さんは「スタートの直前は自分が良い流れをつくらなくてはと、今年一番緊張した」と振り返る。
号砲が鳴ると監督の言葉通り積極的な走りを見せ、2位に49秒の差を付け、たすきをつないだ。2〜6区もトップを譲らず、最終7区のアンカーが、2位に49秒差を付けゴールした。
中3で長距離に転向
児玉さんは、県高校駅伝の2週間前、横浜市内で行われた「日本体育大学長距離競技会」男子5000mで14分3秒21をマーク、県高校新記録を樹立している。児玉さんは「練習でも出たことがないタイム」で記録更新をした。
児玉さんが陸上を始めたのは領家中学1年の時。当初は走り幅跳びの選手だったが、顧問の薦めで中学3年時に長距離走へ。持久力だけでなく戦略的なペース配分も求められる長距離走に魅力を感じ、陸上の強豪校・鎌倉学園に進学した。
「戸塚区の自宅からは箱根駅伝のエース区間・2区のコースが見える。小さいころから選手たちの力走を直接見て『カッコいいな。いつか自分も』と思っていた」という。今後については「大学でも陸上を続け、箱根駅伝で活躍したい」と笑顔だ。
鎌倉学園は11月18日に埼玉県での関東大会に出場した後、12月23日、京都市内で行われる全国大会に挑む。
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