神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
泉区版 公開:2019年7月25日 エリアトップへ

「はがき」詐欺急増 実在しない機関装う

教育

公開:2019年7月25日

  • X
  • LINE
  • hatena
実際に送られてきたというはがき
実際に送られてきたというはがき

 「公的機関を装った架空請求はがき」に関する相談が市内で急増している。横浜市消費生活総合センターはこのほど、2018年度の相談件数が前年度比約3・5倍にのぼると発表した。送付された人の大半が50歳代以上の女性だという。

 はがきの送り主は「地方裁判所管理局」や「民事訴訟管理センター」など。一見すると公的機関のようだが、いずれも実在しない機関の名義だ。身に覚えがないからと問い合わせてしまうと、「あなたに訴えが提起されている」と一方的に告げられ、取下げ費用10万円(一例)の支払いを求められる。応じるとさらに各種名目で200万〜300万円の費用を請求されるケースが多い。

 裁判所からの正式な訴状が「はがき」で送られることはなく、「特別送達(そうたつ)」という形式で裁判所名義の封筒に入れられ、原則的に本人や同居人への「手渡し」で届けることが法律上定められている。横浜市消費生活総合センターの担当者は「冷静に考えれば『裁判の書類がはがきなんて変』と感じる人は少なくないはず」と話す。

 センターへの相談件数は2016年にはわずか16件だったが、17年に1127件、18年には3969件と3年間で急増した。送付されたのは大半が女性で、特に60歳代と70歳代が全体の7割を占める。港南警察署生活安全課の担当者によれば、この世代に集中しているのは振込め詐欺と同様に何らかの名簿が悪用されていると考えられるという。「手口自体は昔からある。振り込め詐欺の電話同様、今はとにかく数が多い」と話す。

 同センターでは集中的に100件近くの相談がある日もあり、この急増に対応しようと5月末から自動応答システムを導入。架空請求はがき・メールに特化したガイダンスを用意して、電話の繋がりやすさを確保する取り組みも始めている。センターへの問合せは【電話】045・845・6666(平日9時〜18時/土曜9時〜16時45分)。

泉区版のローカルニュース最新6

横浜紙ペン 脱炭素PRに

四季の会

横浜紙ペン 脱炭素PRに

緑区役所が1000本

3月28日

参加企業を募集

泉火災予防協会

参加企業を募集

「地域貢献しませんか」

3月28日

県最大の献血ルーム開所

横浜駅東口スカイビル

県最大の献血ルーム開所

空港ラウンジをイメージ

3月28日

4月1日開院に向け式典

ゆめが丘総合病院

4月1日開院に向け式典

住民向け内覧会も実施

3月28日

親子で横浜体験

親子で横浜体験

宮ノマエストロ

3月28日

4月から「泉区版」は「戸塚区・泉区版」となります

【Web限定記事】タウンニュース社からのお知らせ

4月から「泉区版」は「戸塚区・泉区版」となります

3月28日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

    0

  • 3月7日0:00更新

    0

泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook