岡津町にある特別養護老人ホーム「けいあいの郷緑園」(小宮正次施設長)が12月から毎月第4水曜日に、施設利用者でなくても気軽に立ち寄れることができるカフェを始める。時間は午後2時から4時。初回は12月11日(水)だ。
今年5月に開館10周年を迎えた同施設。「地域に開かれた施設」をモットーに、祭りや各種イベントでは積極的に施設を開放するなど、日ごろから地域と関わる機会を増やしてきた。その一方で「せっかくお越しいただいても、十分なおもてなしが出来ていなかったことが心残りだった」と小宮施設長は振り返る。
そこで企画したのが今回のカフェ。地域の人の立ち寄りやすさを考えたのはもちろん、元々、利用者に向けた喫茶店イベントを開いてきたこともあり、働く職員たちが通常業務に合わせて無理なく続けられるようにというのもポイントだった。
居心地の良い空間づくりのため、家具を全て新調。職員たちで少しずつセッティングしながら、全体的にウッディで落ち着いた雰囲気に仕上げた。カフェで提供されるのはコーヒー・紅茶とミニデザートのセット。月替わりでプリンやケーキ、ゼリーなど手作りスイーツを提供。大切にするのは「季節感」を楽しんでもらうことで、12月はサンタを模したプリンの予定。
料金は1人100円。材料費にも満たないが「この辺りには、くつろげる場所も少ない。気軽に立ち寄れる居場所にしてもらえれたら」とスタッフたちは口を揃える。オープン日には、看護職員や管理栄養士など各分野の専門職が介護等に関わる相談も受け付ける。小宮施設長は「利用者様は会話をするのが大好き。このカフェが、今後、地域と施設とをつなぐ場所にななっていけば嬉しい」と話している。
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