泉区役所は災害発生時を想定し、日頃の備えに役立ててもらおうと、自宅で医療・介護機器を使用している療養者向けにチェック項目をまとめた「災害対策ファイル」を製作している。今月中には配布を始めたい考え。
近年各地で大規模な災害が頻発しており、常日頃からの備えが欠かせない。泉区でも昨年9月の台風15号で、約4800軒の停電が発生し、復旧までにおよそ20時間かかった。
こうした流れを受け、災害への備えの第一歩である自助に関わるサポートにつなげてほしいと区役所、訪問看護ステーション、保健師が中心となって製作しているのが今回の「災害対策ファイル」だ。
ファイルは、停電時・避難時といった状況やストーマ使用者、透析者といった個々の状態別に確認事項をリスト化。避難先や相談先、機械ごとの確認内容などベースとなる項目をカバーした上で、当事者がかかりつけの医療関係者らと相談しながら、さらに踏み込んだ内容へとカスタマイズしてもらう使い方を想定している。
ファイルは500部製作しており、配布対象は医療機器・介護機器を使用している自宅療養者。区役所高齢障害支援課の窓口で今月中を目途に配布を始めていく予定となっている。
担当者は「特に療養者の方は一般的な災害対策に加え、停電や万が一の避難についての対策が減災につながる。事前に確認できること、準備できることを考えていきましょう」と話す。
区役所高齢障害支援課【電話】045・800・2430。
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