横浜修悠館高校書道部が今、大活躍中だ。県高等学校総合文化祭第56回書道展では、1年生の矢澤良和さんが第2位を受賞し、全国大会出場が決定。また団体の部でも同校は準優勝を果たし、今月には「神奈川県教育委員表彰」を受賞するなど勢いが止まらない。
高校生の文化・芸術の祭典として毎年開催されている同大会。文芸、美術、音楽など26部門に分かれ、優秀な成績を収めた生徒を各部門で表彰している。書道部門は昨年12月に、横浜市民ギャラリーで開催。県内から70校が参加し、合わせて850点の応募があった。
部員の減少等で、活動を休止していた同部。書道担当の宮沢季緒教諭の赴任をきっかけに、昨年度活動を再開。部員6人のほとんどが未経験からのスタートだったが、日々の練習の積み重ねで、めきめきと力をつけてきた。
矢澤さんの作品「臨 真草千字文」は、紺紙に金字で楷書、銀字で草書を約千文字書いた、およそ2・4メートルの大作。約8日間で書き上げたという。矢澤さんは8月に高知県で開かれる全国大会に県代表とし参加することが決定している。「受賞の喜びを糧に、全国に向けて更に集中力を高めていきたい」と意気込みを語った。
団体の部では、中国や日本の古典の臨書や、篆書体を中心とした9つの作品を出展。それぞれが丁寧で精度の高い点が評価され、見事準優勝を果たした。3年生の小林留維さんは「書くことが楽しいという気持ちをぶつけた。最後の年に受賞できて嬉しい」と話した。
県教委表彰も
同部ではこのほかにも、様々なコンテストに作品を出展。また文化祭や地域の祭りへ参加し、時には1500人もの観客の前でパフォーマンスを披露するなど、積極的に活動の場を広げてきた。こうした取り組みが高く評価され、今月頭には「神奈川県教育委員表彰」も受賞している。
宮沢教諭は、こうした
生徒たちの快挙に「皆とにかく真面目で柔軟。これからも書道を通して、自分たちの世界をどんどん広げていって欲しい」と話した。
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