神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
泉区版 公開:2020年8月27日 エリアトップへ

秀英高等学校 タブレットで授業参加へ コロナ後も活用見据える

社会

公開:2020年8月27日

  • LINE
  • hatena
タブレット端末を使った実演
タブレット端末を使った実演

 新型コロナウイルス感染拡大をきっかけに教育機関で関心が高まる授業のオンライン化。和泉町の秀英高等学校(市川範朗校長)でも「学びの機会」の平等性を掲げ、タブレット端末の配布準備など、オンライン授業の環境整備が始まっている。

 同校は通信制だが、教育の充実を図るため全日型のシステムを採用。そのため基本的に生徒は毎日通学し、授業への出席が必須となっている。今回の新型コロナウイルス感染拡大をきかっけに、来年度までを目途に生徒ひとりに1台、タブレット端末の貸出を決定。仮に感染拡大が終息しているとしても、生徒の希望に応じて自宅から授業へ出席することが可能になるという。

 様々な理由で学校に直接通えなかった生徒や、部活動の大会等で授業をやむなく欠席しなければならなかった生徒たちに向け、学習方法の幅を広げることは同校の重点課題のひとつだった。「環境に関わらず、個人の特技を伸ばして将来発揮できるようなサポート体制が必要だと考えていた」と市川校長。

 授業のオンライン化を視野に入れはじめていたところ、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言を受け、今年3月上旬から5月末まで臨時休校に。期間中は生徒に向けて課題を郵送し、添削するなどの措置を実施。その中で上がった「双方向のコミュニケーションがとりづらい」といった声も、オンライン化の本格的な始動につながったという。

 6月から分散登校や時差通学などにより段階的に学校を再開。早速、生徒を交え、ビデオ会議システムを使った双方向型のリモート授業を実演。生徒の顔が見える分割画面をプロジェクタでスクリーンに映し出すなど、和気あいあいとした様子で行われた。

 現在は通常の教育活動に戻りつつあり、部活動も再開している。市川校長は「未だ暗中模索の状態だが、今後も臨機応変に対応していきたい」と話した。

泉区版のトップニュース最新6

市内品評会で最優秀賞

大矢養鶏(和泉町)

市内品評会で最優秀賞

餌にこだわり「見た目よく」

3月28日

4月から雇用率引上げ

障害者就労

4月から雇用率引上げ

市も企業啓発に注力

3月28日

災害時の資機材を敷地に

ゆめが丘グループ

災害時の資機材を敷地に

市ボラセンに協力

3月21日

46年の歴史に「ありがとう」

いずみ野小

46年の歴史に「ありがとう」

統合で4月から新たに

3月21日

避難所備蓄に不安も

災害時トイレ

避難所備蓄に不安も

携帯型、1日で尽きる恐れ

3月14日

駅前に10階建マンション

ゆめが丘

駅前に10階建マンション

相鉄不動産が26年完成へ

3月14日

泉区地域子育て支援拠点すきっぷ

妊娠中の方~未就学児の子育て家庭を、地域の方々と一緒に応援する公共施設です

http://skip-izumi.jp/

<PR>

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook