泉区医師会の会長を務める 小林 英雄さん 小林内科クリニック院長 67歳
地域の健康を担う
○…泉区内130の医師が加盟する医師会。学校医としての健康診断や要介護度認定の審査など、なかなか表には出ない地域の仕事も多い。10月1日からは夜間・休日診療機能を備えた医師会館が区役所近くに移転。「待合室も広くなりました。区役所にも近いので、災害時も区との連携がとりやすくなるのでは」と期待を寄せる。
○…就任3年目。目下の課題はやはり、新型コロナウイルス。秋冬の流行期に向けて「ある程度診療所が診断治療を請け負わないと大きな病院に負担がかかる。医師会員全員でコロナに対して向き合っていかないといけない」と訴える。その上で「まずは熱が出たら直接来ないで、電話でどういう状況か話してほしい。直接来られると慢性疾患の来院患者と接触してしまうので、これから秋冬のコロナの時期に向かって気をつけていただきたい」と呼びかける。
○…衛生検査技師だった父の影響で幼少期から医療へのあこがれを持っていた。横浜市立大学卒業後、24歳で医師に。市大附属病院などに勤務後、米国でも質の高い医療で知られるクリーブランドクリニックに2年間研究目的で留学。当時先進的だった医療研究の環境で学んだ。帰国後は一般病院勤務を経て1991年にクリニックを開業。中田南の場所を選んだのは「大学のバレーボール部の同級生から、実家の近くに物件があるけど開業したらと誘われた。彼は私の前の医師会長ですよ」と明かす。
○…趣味は市民菜園を借りての畑仕事。「今朝も水を撒いてきました」と笑顔。医師会HPの写真では赤いフレームの眼鏡をかけているが、最近はつるの部分がブルーのものがお気に入り。「何本も変遷してこれです」とさりげないお洒落ゴコロをのぞかせた。
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