新型コロナウイルスによる緊急事態宣言中、休館を余儀なくされていた区民利用施設。現在は各施設で制限付きの運営を行っている。このうち区内に4つある地区センターでは、10月から中川地区センター(桂坂)が自主事業を再開。これをもって全4館で自主事業が復活した。
地区センターやコミュニティハウスなどの区民利用施設では従来から、体操教室や子育てサロンなど各館が工夫を凝らし、さまざまな自主事業を行ってきた。
施設を管理する泉区地域振興課によると、区民利用施設の自主事業については8月1日以降、準備が整った施設から順次再開している。一方でコミュニティハウスについては、学校に併設したコミハは学校教育活動を優先する観点から、自主事業の開催は当面の間自粛としている(中田コミハは学校に隣接しているものの、区分が異なるため対象外)。
地区センターの中で最後に自主事業を再開した中川地区センでは、定員を従来の半分程度に設定。申込みも従来は来館だったが、初めて往復はがき制を導入。可能な限り接触を避けた取り組みを行っている。
8月から自主事業を再開している立場地区セン(中田北)では、読み聞かせボランティアによるお話し会が9月24日に開催された。通常定員10組のところ、現在は3組に限定。8月の開催時は定員通りの参加者だったがこの日は台風が接近していたこともあり、参加は1組に留まった。3歳と1歳の子を持つ母親は「なかなか子どもを連れて行くところもなかったので、事業再開はうれしい。娘が絵本好きなので喜んでいます」と話した。
タイミングは各館さまざま
国は9月19日にイベント開催に関する制限を緩和し、プロ野球などでは収容人数を増やし興行を行っている。区民利用施設でも区役所との協議のもと、市のガイドラインに基づき準備の整った施設から貸室時の定員見直しなど利用制限を緩和している。泉公会堂やテアトルフォンテは先週から制限を緩和しているが、地区センターなどは10月1日を目安に緩和(下和泉地区セン)、周知期間を考えると11月から(中川地区セン)など対応はさまざまだ。
同じ会議室を使う場合でも、会合か合唱の練習かなど、用途によって利用可能な人数が変わってくる。中田コミハではスタッフが1mサイズの紐を貸し出し、間隔を確保するよう促している。
ある施設の職員は「中止になった事業も多いが、距離を保った上でまばらでも楽しむことができれば」と話していた。
![]() 出入口を一方通行にしている上飯田地区セン
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