下村町内会(小塚詔明会長)では生活道路の一部が抜け道となっていることから、街をあげて交通安全全対策に取り組んでいる。昨年末からは危険箇所の交通量調査やスピードの監視を定期的に行っている。
市営地下鉄立場駅周辺から、かまくらみちを南下し深谷通信所跡地付近までの約1千世帯からなる同町内会。近隣には大型商業施設やスーパーなどが立ち並び利便性が高く賑やかな地域だ。
そんな同エリアの課題が抜け道問題。特にかまくらみちの萩丸交差点から長後街道の中田中学校入口交差点までの全長約800mの道路には、戸塚や湘南台方面への迂回路としてスピードを出す車が多いという。過去には子どもと自動車の接触事故もあったといい、町内会館前に昨年設置した目安箱にも地域住民の安全を強く求める要望書が寄せられていた。
「地域の課題を把握し、住民が主体となって解決策を導くまでが地域自治」と小塚会長。昨年11月には町内会として泉警察署や土木事務所に安全対策の必要があることを説明。また同町内会の企画部が中心となった危険箇所の見守りや、泉警察署交通課の署員らを交えた夜間の調査検分を実施した。
現在は具体的な道路整備についての要望書を作成中。同時進行で危険箇所の交通量確認を行うほか、町内会として注意喚起看板の設置も検討している。広報誌等で住民間の情報共有も強化していく方針だ。
泉警察署交通課の平康二課長は「署でも引き続きパトロールを行っていく。泉区内は細い生活道路が多いため、運転時は歩行者の安全を十分に考慮して」と話した。小塚会長は「行政との『協働』を合言葉に、出来ることを地道に進めていきたい」と力を込めた。
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