神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
泉区版 公開:2021年4月15日 エリアトップへ

区内地域作業所 立場駅前で定期出店 報酬増へ販売場所確保

社会

公開:2021年4月15日

  • LINE
  • hatena
上飯田町の作業所で加工した商品を販売する「でっかいそら」の利用者
上飯田町の作業所で加工した商品を販売する「でっかいそら」の利用者

 横浜市営地下鉄ブルーラインの立場駅前で、泉区内の地域作業所を利用する障害者が加工した食品やアクセサリーなど自主製品の定期販売会が4月から毎週月曜と水曜に始まった。時間は午前11時から午後1時30分まで。

 販売を行うのは泉区障害自立支援協議会(自立協)に加盟する8つの地域作業所。各作業所が毎回交代で出店し、パン・クッキーなどの食品や手芸品・アクセサリーなどを販売する。

 各地域作業所では利用者が作成した商品を販売し、その収益を利用者に工賃として還元している。自主製品の販路としては、泉区内では各事業所での販売のほか、区役所1階で各福祉施設や作業所が出張販売を行っている。一方で昨年度は新型コロナウイルスの感染拡大により地域のお祭りなどが相次いで中止に。ブースを出店していた作業所も多く、販売機会の減少に悩んでいた。

2年前から市と交渉

 自立協では2年前から地域作業所の利用者に支払う工賃の水準向上を目的とした部会を発足。駅構内で地域作業所製品のバザーが行われている瀬谷区の例を参考に、市営地下鉄の駅構内を管理する横浜市と出店交渉を続けてきた。

 立場駅構内ではもともと地元の農家や商店の団体「泉まちおこし本部」が地場野菜などの販売を行っており、区役所よりも多くの往来が見込める。市との交渉を担った自立協部会長の宮地俊太郎さん(和輪工房)は「駅構内への出店が地域の皆様に活動を知っていただくきっかけになれば」と話す。

 4月7日には上飯田町で地域作業所「一天」を運営する「でっかいそら」がブースを出店。干し野菜やドライフルーツ、ヒノキの加工品やアクセサリーなどが店頭に並んだ。施設の利用者も店頭に立ち「いかがでしょうか」と通行人に呼びかけた。

 でっかいそらで自主製品の管理業務を行う望月孝敏さんは「どの施設も外向けの販売がコロナ禍で減ってしまったので、2年前から進めていた取り組みだが今がまさにやるべきタイミングだった。どれだけ地域の方に知っていただけるかが今後の課題」と話した。

ドライフルーツなどが並んだ
ドライフルーツなどが並んだ

泉区版のトップニュース最新6

市内品評会で最優秀賞

大矢養鶏(和泉町)

市内品評会で最優秀賞

餌にこだわり「見た目よく」

3月28日

4月から雇用率引上げ

障害者就労

4月から雇用率引上げ

市も企業啓発に注力

3月28日

災害時の資機材を敷地に

ゆめが丘グループ

災害時の資機材を敷地に

市ボラセンに協力

3月21日

46年の歴史に「ありがとう」

いずみ野小

46年の歴史に「ありがとう」

統合で4月から新たに

3月21日

避難所備蓄に不安も

災害時トイレ

避難所備蓄に不安も

携帯型、1日で尽きる恐れ

3月14日

駅前に10階建マンション

ゆめが丘

駅前に10階建マンション

相鉄不動産が26年完成へ

3月14日

泉区地域子育て支援拠点すきっぷ

妊娠中の方~未就学児の子育て家庭を、地域の方々と一緒に応援する公共施設です

http://skip-izumi.jp/

<PR>

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook