手袋や布など作業用安全用品の販売を手掛ける(株)湘南ワイパーサプライ=上飯田町=は、子どもたちの施設で使ってほしいと業務用除菌コート剤やペーパータオルなどを泉区役所に寄付した。4月26日には平井洋一代表取締役社長が泉区役所を訪れ、深川敦子区長から感謝状が贈られた。
寄付した品物は、同社が取り扱っているエステー(株)製の業務用除菌コート剤「ドクタークリーン除菌・ウイルス除去スプレー」。アルコール除菌と合わせて銀イオンを表面に薄くコーティングする技術が使われており、約1カ月間除菌効果が継続すると言われている。日々の除菌作業への負担軽減が期待できるとして、介護施設や横浜市内のホテルでも使われているという。今回はスプレー192本のほか詰め替えボトル88本、ペーパータオル420カートンを寄付した。
以前から災害時のエアマットレスや投票所のシートなどを横浜市に納品している同社。昨年はマスクやフェイスシールドを市に寄付している。
今回、エステーの同製品で使われている技術で新型コロナウイルスへの不活化効果が確認されていることから「エビデンス(根拠)ある商品を使ってほしい」との平井社長の思いがあり、接触感染の対策が必要な区内の保育・学童施設に向けての寄付となった。
「地元に恩返し」
4月26日には平井社長らが区役所を訪問。自身も区内の学校で育ってきた平井社長は「従業員の子どもも多くが泉区の教育施設を利用している。泉区でやっている以上、区に貢献しなければという思い。地元なので恩返ししたい」と話した。
出迎えた深川区長は「学校の中の消毒も今は教職員が通常業務に加えて担当しているところが多い。そういう意味でも(持続性のある除菌製品の提供は)すごく助かる。有効に活用させていただきます」と感謝の言葉を伝えた。
区こども家庭支援課によれば、寄付された除菌剤などは今後希望する区内の保育園、幼稚園や放課後児童クラブ保育施設などに提供される予定。
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