大矢養鶏(和泉町)
市内品評会で最優秀賞
餌にこだわり「見た目よく」
3月28日
不登校などで生きづらさを抱えている子どもたちの居場所づくりを行っている上飯田町在住の廣瀬貴樹さん・千尋さん夫妻がこのほど、一般社団法人「かけはし」を設立。5月から本格的に活動をスタートした。
元々は小学校の教員として勤務していた貴樹さんと千尋さん。不登校などで生きづらさを感じている子どもたちの姿を目の当たりにし、出来る限りのサポートを行ってきたものの、普段の業務との両立に限界を感じていた二人。学校に通えない子どもたちの学習の機会の確保や居場所づくりに専念するため、昨年度末で教員生活に区切りをつけた。
現在は区内で先行されていた居場所づくり事業を支援しながら、下和泉地域ケアプラザといちょうコミュニティハウスで合わせて週2回、子どもたちが自由に集えるサロンを開いている。
こだわったのは開催日を平日にすること。子どもたちが自宅や学校とは別に安心して過ごせる場所をつくるためだ。出入自由だが、自主性を育むため滞在中の時間割は子どもたち自身で決めるというルール。「ゲーム、おしゃべり、勉強、何でもOK。とことん寄り添うのが私たちの役目です」と千尋さん。その他にも、子どもたちが農業を体験できる畑や花壇も区内3カ所に準備した。
活動と支援の輪をより広げるため、このほど一般社団法人を設立。法人名の「かけはし」には子どもたちの今と未来、そしてまだ知らない自分や、社会との架け橋のような存在になりたいという思いを込めた。
今後は居場所づくりのほか、地域で活躍する企業や職人などを講師に招いたワークショップの開催など、子どもたちが社会の一員として主体的に行動する力を育てるための支援活動も企画中。貴樹さんは「今後は常設スペースの開設も視野に入れながら、全ての子どもたちが安心して自分の可能性を広げられるような力を培えるよう、全力でサポートしていきたい」と力を込めた。
居場所に関する問い合わせは廣瀬さん【電話】090・2252・1080まで。
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