泉公会堂の開館30周年を記念し、横浜18各区を題材にしたキャラクターを制作する「Yocco18」、音楽ユニット「終末のバンギア」、そして「泉伝統文化保存会」の4者がコラボレーションした楽曲制作プロジェクトが始まった。完成は今年7月予定。
「施設はまちの一員」というモットーを掲げ、SNSを活用した地域情報の発信を続けてきた泉公会堂。横浜18各区の魅力をキャラクターを通して伝える市民発のプロジェクト「Yocco18」と活動の方向性が合致していることから、区の花「あやめ」や「踊場の猫」伝説などをモチーフにした泉区のキャラ「中和田いずみ」の等身大パネルを館内のホワイエに設置するなど、以前から交流を深めてきた。
そして今回立ち上がったのが「中和田いずみの歌」制作プロジェクト。5月11日で開館30周年を迎えた泉公会堂の記念事業として企画した。楽曲制作は、これまでもYocco18のキャラクターをテーマに曲づくりを行ってきた横浜市を拠点に活動する音楽ユニット「終末のバンギア」が担当。区内出身のアーティスト「朝乃孤月」氏も編曲に携わる。
楽曲に泉区のイメージや魅力を存分に詰め込むため、今回は歌舞伎や太鼓・囃子、相模凧など区内の郷土芸能3団体からなる「泉伝統文化保存会」にも協力を依頼し、同会が快諾。「歌詞には区内の伝統や神社仏閣等の名称が盛り込まれると聞いています。公会堂の30周年を祝うとともに、区全体のPRにつながるよう当会としても全力で協力し、良いものをつくり上げたい」と伝統文化保存会の伊藤好男会長。3月には同会への取材をメインとした4者の会合が行われた。
完成は7月予定
現在は7月下旬の楽曲完成を目標に、楽曲、歌詞制作や同企画のPRを進めている。完成後はミュージックビデオの作成も視野に入れており、動画内で使用する写真も募集する予定だという。
Yocco18は「地域の伝統文化と楽曲、そしてキャラクターがどのように融合するのか注目してもらえたら嬉しい」とコメント。終末のバンギアは「今回は創作イメージを更に地域と密接にしたく泉区内の様々な方にご協力いただいた。皆さんに親しんでもらえる楽曲を目指します」。泉公会堂の佐藤智弘館長は「今回の企画が泉区の魅力発信の一助とななれば」と期待を寄せた。
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