神奈川県遊技場協同組合泉支部(青栁裕士支部長)は7月6日、特殊詐欺被害防止に役立ててほしいと泉警察署へ簡易型警告・自動通話録音機200台を寄贈した。同署では不審な電話があった家庭への配布を予定する。
今年7月1日時点で、泉警察署管内では振り込め詐欺をはじめとする特殊詐欺被害が15件発生。被害総額は暫定値で5000万円に届こうとしている。
こうした中で、泉区内のパチンコ店5店舗が加盟する同支部では、被害防止に役立ててもらおうと今回の寄贈を決めた。
寄贈された録音機は幅広いタイプの固定電話に取り付け可能なもの。受話器を取ると警告音声が流れ、最大5分間通話内容を録音する。泉警察署によれば犯人は自分の声が録音されるのを嫌うため、抑止力として効果が期待できるという。
青栁支部長によれば、加盟の各店舗でも注意を呼びかけるポスターを掲示したり、カウンターでの声掛けや景品として通話録音機の提供などを行っているという。「被害が無くなるのが一番と思い活動しています」と語った。
青栁支部長へ感謝状を手渡した柴田直樹署長は「寄贈頂いたものなので有効に使いたい。前兆電話がかかって来た家庭は犯人グループに情報が渡っている可能性もあるので、そういったところに優先的に配布していきたい」と話した。
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