ヨーロッパ生まれの素朴で温かさあふれる「ウォルドルフ人形」。柔らかな羊毛で出来た体は適度な重さと温かみがあり、ぎゅっと抱きしめると自然と愛着が湧いてくる。
「人形は幼児期の子ども達にとって、もう一人の自分とも言える大切な存在なんです」と話すのは一般社団法人スウェーデンひつじの詩舎の名誉理事長を務める佐々木奈々子さん。これまで泉区や戸塚区を拠点に、ウォルドルフ人形の魅力を全国に広めてきた。
佐々木さんとウォルドルフ人形との出会いは約40年前のスウェーデン。思想家ルドルフ・シュタイナーの教育思想を背景に生まれたこの人形は「日本の子ども達の心にもきっと寄り添ってくれるはず」と帰国後に現地で発刊された作り方の参考書を翻訳。各地で作品展や講座を開くほか、人形の材料キットの販売を行い、その魅力を発信し続けている。「温かい気持ちがあれば誰でも簡単に作れる。子どもを思って作ることの尊さや意義をこれからも伝えていきたいですね」。
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