横浜泉ライオンズクラブの新会長に就任した 菅野 智美さん 和泉中央北在住 67歳
つないでいく奉仕の心
○…初の会長就任で掲げたテーマは「伝えよう、奉仕の心」。「今こそ他人を想う心を大切にしよう」という気持ちをまずはクラブから発信していく、という想いを込めた。感染症の影響で活動に制限がかかる中、昨年から新たにスタートしたのが「いのちの電話」の協賛事業。コロナ禍で増加に拍車がかかる自殺者の数。「今必要な支援は何か、メンバー皆で考えました」。常に世の中の流れを意識し、新しい事業にも積極的に取り組む。
○…同様に大切にしているのが継続的な取り組み。毎年恒例となった立場での献血は奉仕活動の一環として約30年前から行っているもので、その規模は県内最大級。６月の開催時は協力者が２００を超え、骨髄ドナーの登録も急増した。最近では特に若年層の協力が多いといい「次世代の若者たちにも認知が広まってきたのは本当に喜ばしい」と語る。
○…学習塾の講師として幼稚園生から高校生まで１００人の生徒を抱えていた過去も。その後、不動産業を開業しておよそ20年。屋号の「おうち屋さん」は会社に親しみや柔らかさを感じて欲しいという願いをこめた。「その人の人生に関わる仕事。責任感とやりがいを感じています」。代表として常に目指すのは、関わる全ての人が笑顔になる結果だ。
○…奉仕団体としては珍しくメンバー全員が区内在住だという同クラブ。「結束力が強いのはもちろん、居心地が本当に良くて」と泉ライオンズ愛が止まらない。活動や仕事の僅かな合間を縫って地元の仲間と楽しむゴルフが日々のリフレッシュになっている。目下自粛中で体力を余らせる毎日だが「体が資本。いずれジムにも通ってみたい」とエネルギッシュな笑顔を見せた。
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