中田連合自治会(中田連合)が中心となり、子どもたちが主役の地球環境をテーマにしたイベントが11月6日(土)・7日(日)に開催される。全国的に活動する環境活動家の講演や中学生とプロ歌手のセッションをオンラインで配信するなど、連合自治会などが主催するイベントとしては異例の規模だ。
自治会から若者へメッセージ
連合自治会長の上原敏博さんは「コロナ禍で地域の関わりが薄れる中、その影響を大きく受けるのが子どもたち。自治会として『未来を担う子どもたちのことを、地域みんなで見守っているよ』というメッセージを出したいと思い、子どもたちを主役にしたイベントを企画しました」と話す。
中田連合では2008年から「一人一人がCO2を減らす努力をし、この美しい地球を子ども達に残そう!」のスローガンを策定。地域に向けて脱炭素の啓発活動を行っている。
これに合わせ、今回のイベントではテーマを環境問題に設定した。今年7月に中田連合自治会・地域内組織の中田地区経営委員会の両者で「こどもと地球を守ろうプロジェクト中田」を立ち上げ。泉区役所や横浜市温暖化対策統括本部の後援を得ながら、開催準備を進めてきた。
ポスター展示
メインイベントのひとつが、子どもたちによるプロジェクトポスターのイラスト募集。地区内にある中学校2校、小学校4校の子どもたちから作品を募り、167点が集まった。このうち事務局が選んだ最優秀作品は今後、駅などで実際に掲示される予定。
作品は全て、イベント期間中に中田小学校の体育館で展示される。11月6日は午後1時30分から4時まで。翌7日は午前10時から正午まで。入場自由(要上履き持参)。
20歳の環境活動家講演
もうひとつの目玉が7日午後1時からのライブ配信。ポスターイラスト作品優秀作の発表や、環境活動家の露木志奈さんによる講演、中田中学校吹奏楽部の生徒とプロ歌手・杉はじめさんらによるステージパフォーマンスが行われる。一般の来場はできないが、様子はインターネットで配信(【URL】https://werte-wp-next-dev2-lgm2.vercel.app/event/9105)される(パスワード「PJN」を入力)。
講演を行う露木志奈さんは横浜生まれ、中華街育ちの20歳の環境活動家。世界一エコな学校と言われるインドネシアのグリーンスクールバリで高校3年間を過ごし、国連の気候変動枠組条約締約国会議(COP)にも参加。現在は慶應大を休学し、全国の小中高生に環境講演を行っている。
中田中吹奏楽部とプロ歌手共演
中田中吹奏楽部と共演する杉はじめさんはカントリー&ウエスタンミュージックの大御所。立場地区センターのイベントにも出演経験があり、当日は地球温暖化防止キャンペーンソング「熱い世界」などを演奏する。アーティストのバックダンサーなどを多く務めるSHINJIさんも踊りで色を添える。
「コロナ禍でも経験を」
出演者交渉や配信準備などを担うプロジェクトリーダーの井上昌司さんは「子どもの頃の『思い出・体験・感動』は一生を左右するもの。コロナ禍でも子どもたちに少しでも何か経験させてあげたいと準備してきました」と話す。「イベントを通じて子どもたちが中田地区を『ふるさと』と感じてくれれば」と期待を寄せた。
イベントの詳細・問合せは事務局【電話】090・7209・6831へ。
泉区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>