四季の会
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緑区役所が1000本
3月28日
泉区には地域の人たちが守り継いできた伝統文化があり、とりわけ、「泉郷土芸能保存会」「横浜いずみ歌舞伎保存会」「相模凧いずみ保存会」の活動は区を代表するものとして広く親しまれてきた。2020年以来、新型コロナの感染拡大でそれぞれの活動は大きく制限を受けたが、各団体は文化の灯を残そうと活動を模索している。
鳴り響け「岡津太鼓」
岡津中学校には夕方になると、子どもからシニアまで幅広い世代が集まり始める。泉郷土芸能保存会に所属する「岡津太鼓」のメンバーだ。校舎を練習場所に借りており、大小さまざまな太鼓を手際よく用意すると、早速練習が始まる。
参加して10年ほどになる杉本由美さんは「自分も元気を届けたくて始めたけど、やってみたらこっちが元気をもらう」と笑顔で汗を拭う。
岡津太鼓は地元だけでなく各地のイベントにも呼ばれ、年間70回ほど演奏を披露してきた。それだけに、イベントの中止が相次いだ影響は小さくなかった。「イベントでの姿を見て、興味を持ってくれる人は少なくない」。代表を務める伊藤好男さん(76歳)はイベント出演の重要性を口にする。
また学校が練習場所のため、「感染が拡大すると使用できなくなる。途切れ途切れの活動で、皆のモチベーションを保つのは難しい」。60人ほどだったメンバーが今は30〜40人に。だがここにきて、ようやく出演予定も増え始めた。「使命感というかね、次世代につなげていきたいから」と伊藤さんは力を込める。
空を泳げ「相模凧」
相模凧いずみ保存会は会長を務める清水幸男さん(70歳)の和泉町の自宅を拠点に凧作りを続けている。竹を組んで手作りしている四角い凧には歌舞伎絵や武者絵が鮮やかに描かれていく。10月15日、16日に泉公会堂で行われた横浜いずみ歌舞伎保存会の公演には、凧を寄贈して花を添えた。団体間の連携も続いているという。
区役所ロビーに設置されている凧は季節ごとに違う作品に変えており「まずは多くの人に見てもらい、知ってもらうことが大事なので」と同会の柴崎富士夫さん(72歳)は笑顔で語る。
現在のメンバーは8人ほど。以前は近隣の小学校で「凧作り教室」も開いていたが、コロナ禍以降、それも難しい状況だ。清水さんは「やっぱり同好会ではなく『保存会』というからには地元で揚げることに意味がある。空を泳ぐ姿を子どもたちに興味を持ってもらえたら」と思いを語る。
![]() 岡津中学校で行われている岡津太鼓の練習。初心者も丁寧に指導
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