「学年みんながファミリー」
今年50周年を迎えた松陽高校の1期生は3クラス135人。そのうちの1人、米山和彦さん=写真=が今回の50周年記念事業実行委員会の代表を務める。「クラスはあっても垣根はなかった。135人みんながファミリーという感じだった」
岡津中学校に通っていた米山さんが3年生の頃、進路には県立柏陽高校を考えていた。そこへ「近くにできる新設校には良い先生が集まっているから」という中学の先生に勧めもあって、地元から近い松陽高に進むことを決めたという。
だが開校1年目は、柏陽高の敷地に仮校舎が建てられ、そこで高校生活が始まった。2年目には現在の松陽高校の場所に通い始めるが、体育館もまだなかった。
「なにしろ通学が大変だった。1年目は大船駅からバス。2年目以降もやっぱりバスで、かなり混みあっていたから毎朝が戦いだった」と笑って振り返る。
一方で、体育祭は1年目から開催された。「三ツ沢でスポーツの記録会をしたので、それが体育祭代わりと思っていたら違った。部活もそうだけど、先生たちがとても積極的だった」
100周年を目指して
部活ではバレーボール部で汗を流し、卒業後もコーチとして関わり続けた米山さん。今も恩師たちとは連絡を取り合う関係が続く。そんな縁で初代同窓会長を任され、現在は顧問を担う。
心にあるのは在校生やこれから松陽の伝統を担う若者たちへの思いだ。「やっと50年。次は100年を目指して、盛り上げていってほしい」
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