「松」と「太陽」
松陽高校の校名になっている「松」と「陽」の文字にはそれぞれ願いが託されている。常緑樹の松は常に色を変えず、葉が繁っているため、「人の節操があること」にたとえられ、また太陽を表す「陽」は積極的なものを表す字義があることから、この二字を校名にしたという。
また同校の資料によると、校章は3組の松葉と太陽を表現しており、松葉は「知・情・意の調和のとれた剛健清楚な人間形成」を表し、太陽は「理想をめざすたゆまぬ向上心」を表しているという。
そんな同校の話を関係者に聞くと、「お祭り松陽」というフレーズがたびたび聞かれる。この呼び名は、学校関係者がスローガンのように掲げていたものではなく、自然と周囲からそう呼ばれるようになったという。今では学校のパンフレットにも載るほど親しまれている呼び名だ。
一つには、学校行事の盛り上がりが背景にあったようだ。「お祭りごとなら松陽高校」。文化祭の「松陽祭」をはじめ、色別対抗で行われる体育祭、球技大会などでは、生徒だけでなく先生たちも真剣に盛り上がるのが長年の伝統となっているという。
その一方で、卒業生らが口を揃えるのが「オンとオフの切り替え」「やるときはやる」という校風だ。学校行事や部活動も活発な同校だが、それだけではなく、創立以来今日まで勉強熱心な生徒が多く、1万5000人を超える卒業生が幅広い分野で活躍している。
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