神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
泉区版 公開:2022年12月15日 エリアトップへ

戸塚地域療育センター 発達障害の相談増 続く 待機期間長期化が課題

社会

公開:2022年12月15日

  • LINE
  • hatena
戸塚地域療育センター通園部門のスタッフ
戸塚地域療育センター通園部門のスタッフ

 泉区・戸塚区内に在住する0歳〜小学6年生までの発達障害児などを支援する戸塚地域療育センター(戸塚区川上町4の4)。近年、同障害への相談が増加を続けており、利用申込から初診までの待機期間が長期化している。横浜市も現状を把握しており、改善に向けた取り組みに着手している。

21年度は596人

 JR東戸塚駅から徒歩5分という立地の同センターでは、肢体不自由、発音がはっきりしない構音障害への対応も行っているが、多くは発達障害についての相談という。2017年度は517人だったのが、19年度は558人、21年度は596人と増加を続けている。初回の電話相談(利用申込)からほぼ2週間以内で面接までは進むものの、初診までの期間が長期化し、課題となっている。

 担当者は「未就学児の利用申込数が増えていること、専門的に診断できる医師不足が要因」と話す。センターには常勤医師が1人。非常勤医師のほか、状況に応じて開業医の紹介も行うが、対応が追い付いていないのが実情。市内計8カ所ある他の療育センターも同様という。

 市はこうした現況を踏まえ、初回面接後から速やかに支援を開始するため、保護者が専門職から子どもとの遊び方や関わり方のサポートを受けられる体制の強化や、専門職の人材確保・育成、相談場所の増設を進める予定だ。

190人が通園

 戸塚地域療育センターでは、発達障害の重さなどにより、数カ月に1回通う外来と、児童発達支援センターなどへの通園とに対応を分けている。支援センターには現在、2〜5歳の190人が通う。保育士や児童指導員が付き、1グループ6人程度で療育を行う。

 担当者は「初回面接は2週間で受けられるようにしたい。保護者に寄り添った対応を心がけていく」と語る。

 問合せは同センター【電話】045・825・1181(受付午前8時45分〜午後5時15分/土日祝、年末年始を除く)へ。

泉区版のトップニュース最新6

市内品評会で最優秀賞

大矢養鶏(和泉町)

市内品評会で最優秀賞

餌にこだわり「見た目よく」

3月28日

4月から雇用率引上げ

障害者就労

4月から雇用率引上げ

市も企業啓発に注力

3月28日

災害時の資機材を敷地に

ゆめが丘グループ

災害時の資機材を敷地に

市ボラセンに協力

3月21日

46年の歴史に「ありがとう」

いずみ野小

46年の歴史に「ありがとう」

統合で4月から新たに

3月21日

避難所備蓄に不安も

災害時トイレ

避難所備蓄に不安も

携帯型、1日で尽きる恐れ

3月14日

駅前に10階建マンション

ゆめが丘

駅前に10階建マンション

相鉄不動産が26年完成へ

3月14日

泉区地域子育て支援拠点すきっぷ

妊娠中の方~未就学児の子育て家庭を、地域の方々と一緒に応援する公共施設です

http://skip-izumi.jp/

<PR>

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook