泉区和泉町に拠点を置くサッカークラブ「SCH(エスシーエイチ) FC」がこのほど、第46回全日本U-12サッカー選手権大会に出場し、ベスト8の成績を残した。準々決勝は0対0からPK戦にもつれこみ、惜しくも敗退したが、樋口智哉監督は「大会を通じて大きく成長してくれた」と選手たちを称えた。
県大会の勢いそのまま
同大会はJFA(日本サッカー協会)が主催する小学生年代の最高峰に位置付けられているもので、昨年12月26日から29日まで鹿児島県で開催。SCHは横浜F・マリノスや川崎フロンターレU-12などを破って神奈川県代表として20年ぶりに出場した。
全日本選手権の1次ラウンドはグループリーグで争われ、SCHは大虫FC(福井)を4対1で下すと、五戸すずかけSC(青森)に5対3、FCソレアーダ高知に3対0と、3連勝で決勝ラウンドに駒を進めた。
樋口監督は「県大会から1戦ごとにチームが強くなっていったが、全国でも攻守ともに主導権を握るということが実践できていた」と大会を振り返る。
主導権握りながらも
トーナメント形式の決勝ラウンドでも初戦のオオタFC(岡山)に3対0と快勝。準々決勝ではヴァンフォーレ甲府U-12を下したアッズーロ(佐賀)と対戦。「1戦ごとに内容も進歩していて、この試合も力は出せていた」と樋口監督。だが、得点という結果にはつながらず、20分ハーフを戦い切って0対0。PK戦となり、SCHは2対3で敗退した。
樋口監督は「ハーフタイムに子どもたちだけで話し合う時間があり、そのやりとりがとても的を射ていた。たくましくなったなと思いましたね」と目を細める「それぞれの経験を次の年代に生かしてくれたら」と語った。
主将の對馬(つしま)羽琉(はる)君(西が岡小6年)は「SCHのサッカーが全国でも通用すると分かった。達成感と悔しい気持ちの両方を胸に、また練習や試合に取り組みたい」とコメントした。
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