横浜市は、野毛山動物園の「なかよし広場(ふれあいコーナー)」リニューアルのため、ふるさと納税制度を活用したクラウドファンディングを8月から開始した。市内外から寄付を募り、より居心地の良い園を目指す。募集期間は10月31日まで。
市民も寄付可能
クラウドファンディング型ふるさと納税は、地方自治体が課題解決を目指して実施する特定のプロジェクトに対し寄付を募る仕組み。市内、市外在住のいずれの人もできる。今回の目標金額は300万円。
市は、野毛山エリア全体の魅力向上に周辺施設と連携したリニューアルを進めている。2021年に開園70周年を迎えた同園は、施設の老朽化が進み、来園者サービスやバリアフリーへの対応などの課題がある。
ふれあいコーナーはハツカネズミやモルモットに触れることができる人気のエリア。 しかし、現在は雨風を防ぐことができず、天候によって中止せざるを得ない場合もある。そこで、雨天時でも炎天下でも快適に体験ができるよう、ふるさと納税制度を活用し、設備の改善を図る。完成は2024年度を予定している。
人も動物も快適に
同園は来園者の半分以上がリピーターで、その多くが市内在住者という、市民にとって身近な動物園。入場無料ということもあり、子どもから大人まで多世代にわたり親しまれている。
市の担当者は「地元の人に愛される動物園。遊びに来てもらうのが1番だが、ふるさと納税などさまざまな角度から支援してもらえたら嬉しい。寄付金を活用し、よりくつろぎ、楽しめる場所にしたい」と説明する。
返礼品の提供は市外在住者のみ。横浜動物園ズーラシアと金沢動物園共通の年間パスポートや(株)キタムラ(本社・中区元町)とコラボした、国内では同園でのみ展示される鳥「カグー」などがデザインされたランチバッグなど。返礼品から市外の人に横浜の魅力を発信する。
寄付はふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」から申し込みができる。募集期間は2023年10月31日まで。
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