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泉区版 公開:2023年8月24日 エリアトップへ

横浜市内消防団 外国人団員が年々増加 多言語での安全啓発も

社会

公開:2023年8月24日

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外国人団員が年々増加

 市内の外国人人口が増加する中、多言語での避難誘導などに活躍してもらおうと市内では2020年から、外国人にも消防団入団の門戸が開かれている。以後、外国人団員数は年々増加。市消防局は今後も市内消防団と協力し、入団促進に力を入れたいとしている。

 市内の外国人住民数は7月末時点で、11万2762人。昨年同期比9148人増となり、今後も増加が見込まれている。

 災害発生時には、日本人と同様に地域の避難所で生活を共にするが、日本語が通じない場合、意思疎通や災害情報の共有などに困難が生じることが予想される。

 そこで、市内の各消防団長らが検討を重ねた結果、20年4月、市内の消防団への外国人の任用が開始された。災害時の避難誘導のほか、避難所での通訳などとしても活躍が期待されている。

地域独自の活動も

 任用開始後、市内の20消防団で入団数の多寡はあるものの、外国人団員総数は年々増加。今年8月1日現在では47人が活動に従事しており、国籍別では中国人が最多(22人)で、次いで韓国人(8人)、ネパール人(5人)などと続く。市消防局の担当者は「使命感を持って入団してくれてありがたい」と話す。

 市内には独自の取り組みを展開する消防団もある。南消防団では21年、外国人らで編成される市内初の「外国人防災指導チーム」を発足。英語、中国語、韓国語などでの熱中症予防の呼び掛けが実施された。

 本業と両立しながら活動することの負担感などの理由から、消防団員数の減少が全国的に課題となっている中、市内では近年、日本人、外国人を問わず団員数増が続いている。ただ、市内での充足率は8月1日現在96・03%。担い手の確保に課題が残る。

国籍問わず入団促進を

 外国人団員の募集に関して、同局では市内の国際交流ラウンジでの広報動画の放映や、「やさしい日本語」を活用した募集案内を配布するなど、呼び掛けに力を入れている。同局では「国籍を問わず、消防団員は地域防災の要。今後も入団促進に向け、広報を工夫していきたい」としている。

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