「障害のあるなしにかかわらず、誰もが楽しめる音楽祭を」――。泉区内で精神障害者支援施設を運営するNPO法人「四季の会」とフェリス女学院大学の学生が10月7日(土)、「こころを彩るコンサート」をテアトルフォンテで初開催する。主催者は「楽しみ方はそれぞれ。自由に表現してもらえたら」と呼びかける。
大学祭きっかけに
今回のコンサートのきっかけは昨年、フェリス女学院大学緑園キャンパスで行われた大学祭。四季の会もブースを出し、クッキーの販売などで大学祭を盛り上げた。
そこで四季の会の若手スタッフが同大ボランティアセンターの職員と出会ったことから、今年の春に同会が企画を打診したという。同会の桑原幸実さんは「利用者と一緒に楽しめるようなレクがコロナ禍でなくなってしまった。音楽は障害のあるなしにかかわらず楽しめるので、地域も巻き込んで一緒に楽しめる場を作りたかった」と思いを語る。
観客も「表現を」
同大ボランティアセンターは学生が中心となって企画・運営を担っており、学生とボランティア活動をつないでいる。学生スタッフの島袋莉鈴さん(4年)は今回、アコースティックギターの演奏なども披露する。
選曲は「老若男女だれもが楽しめるように」と、世代別のものを重視し、「赤いスイートピー」「夏色」「やさしさに包まれたなら」などのほか嵐の「カイト」や乃木坂46の「きっかけ」なども演奏予定。アレンジや曲順にも工夫を凝らしたという。
島袋さんは「『よかったら手拍子を』と、つい言いがちだけど、もっと自由でいい。曲に合わせて揺れるのでもなんでも」と笑顔を見せる。
10月7日 入場無料
今回のコンサートはフォンテのギャラリーで開かれるアート作品展「こころの色彩展」との同時開催(作品展は7日・8日に開催)。同会が主催する10回目の作品展で、精神障害がある人の絵や詩、写真、文章などの表現作品が並ぶ。
コンサートは入場無料。午後1時開演、2時30分終演予定。問合せは同会(【電話】045・392・6444)へ。
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