中田中学校の校長に着任した今年の4月。門をくぐったのはおよそ10年ぶりのこと。赤堀貴校長は2004年度から12年度まで、「教諭」として中田中に在籍していた。それゆえ「異動先が中田中と知った時はやっぱりうれしい気持ちがあった」と明かす。
吹奏楽部を率い
中学校の英語教諭として3校目だった当時。吹奏楽部の顧問としての思い出が印象深いという。だが着任当時の部員は10人程度だった。
それでも「コンクールに出ようよ」と声をかけると部員も一生懸命練習に励むように。1年目の地区大会での「銀」に「銅じゃなかったと大喜びしてくれて、そこからだと思う」。
少しずつ部員も増え、最後の年にはA編成の地区大会で金賞を受賞。「25年間の教諭生活では一番の思い出かもしれない」と振り返る。地域のイベントにも招かれ、積極的に出演してきた。「すごく喜んでくださるので、生徒たちの励みにもなるんです」
その後、仲尾台中での1年間を経て、副校長になり、3年前には校長として南戸塚中に赴任。そして今春につながる。
立場上、以前のような生徒との距離感ではなくなったことに少し寂しさも感じつつ、「生徒が通いたい、教員が働きたい、保護者が通わせたい学校というのが理想」と話す。「何か特別なことでなく、日々を明るく楽しく。小さなことでも、日々成功体験があるような学校に今後もしていけたら」
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