フェリス女学院大学で11月7日、横浜市の山中竹春市長と同大の知足ゼミの学生が「脱炭素」の普及啓発について意見交換をした。2027年に国際園芸博覧会(花博)の開催を控えていることもあり、山中市長は「環境問題についても若い世代の発信は重要」とした。
今回の意見交換会は山中市長が市内で活動する団体と直接話す機会を設ける「市長と語ろう!」の一環。今年度、泉区役所からの推薦でフェリス女学院大学国際交流学部の知足ゼミ(知足章宏教授)のメンバーとの話し合いが実現した。
知足ゼミではこれまで、個人の研究のほかに産学官連携を通じた「ゼロカーボンアクション」という脱炭素社会に向けた普及啓発に力を入れてきた。イケア港北などや泉区役所との連携実績を山中市長に説明した。
若者のセンスを
山中市長は横浜市大の教授を務めていたこともあり、「久しぶりの大学のキャンパス。生き生きとした雰囲気がいいですね」と和やかな雰囲気でスタ―ト。学生一人一人に対し、産学官連携での普及啓発のやりがいや難しさをヒヤリングした。
知足教授は「実際にどれだけ行動変容につながっているかは掴みにくい。学生にはそれぞれの進路でも普及の担い手になってほしい」とし、山中市長は「行動変容を促す普及啓発という点ではやはり若い人たちのセンスが大事。行政だけでは固くなりがちなので、引き続き連携してもらえたら」と語った。
泉区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|