東中田小学校を拠点に活動する小学生バスケットボールチーム「東中田レッドブレイバーズ」が1月20日、県大会決勝に臨み、初の準優勝となった。関東大会出場権を手にし、「関東では優勝したい」と意気込む。
東中田が出場したのは全国共済カップ第44回神奈川県ミニバスケットボール決勝大会。目標としてきた「全国大会」の県予選でもあり、同大会での優勝に照準を合わせて準備をしてきた。
一方でチームは昨年9月の泉野杯優勝以降、選手たちのケガや体調不良などが重なり、苦しい時期が続いていた。11月の市大会も初戦で敗れ、辛うじて県大会にこぎつけたという。
そんな中でヘッドコーチの宮津良太さんは「悔しい負けが続いていたからこそ、足りないものを追求できた」と振り返る。「保護者の支えやOBの中高生たちの協力も大きな力になった」と感謝を口にする。
1点差2点差を制し
県大会で東中田は1回戦、2回戦と順調に勝ち上がり、準々決勝では都岡と対戦。39対37で勝利すると、続く準決勝・東希望が丘戦では40対39と1点差で競り勝ち、決勝の舞台に進んだ。
決勝の相手は相模原の若松クラブ。前半リードで折り返した東中田だったが、後半にペースを奪われると逆転をゆるし、44対52のスコアで敗れた。宮津さんは「選手たちは最善を尽くしてくれたが、作戦面で自分の詰めが甘かった」と悔しさを隠さなかった。
創部40年の節目に
東中田は今年でちょうど40周年。目標だった全国の切符は逃したものの、県大会での準優勝はクラブ初の快挙だ。
チームはこれにより3月に行われる関東大会への出場権を手にし、現在は次なる目標へ練習を続けている。
キャプテンを務める工藤浩也君(東中田小6年)は「(県大会は)うれしさと悔しさが半分ずつ。速攻やスペースを使ったオフェンス、守備でのカバーリングは通用する手応えがあった。関東大会までにまた、個々のスキルアップを図って優勝したい」と話す。
宮津さんは「子どもたちは切り替えた目標を掲げて頑張っている。いい結果を残せるよう指導していきたい」とした。
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