全国大会で実績を挙げている横浜緑園高校軽音楽部を顧問としてけん引する 小松 久子さん 横浜緑園高校在勤
かっこよさにこだわって
○…県立横浜緑園高校の軽音楽部は昨年から、各種大会に積極的に出場して全国の舞台でもグランプリを獲得。注目度は日に日に増している。昨春から同校に着任して顧問を務め、「部活として賞状を狙ってみようよ」と部員を指導してきた。「やる気を引き出すというわけではなく、ただ音楽の楽しさに没頭してもらいたい」。それが生徒たちの自信にもつながり始めている。
○…戸塚区の汲沢出身。5歳からピアノを習い、中学の頃にはバンドで文化祭に。「クイーンとかを聴いていたけど、みんなに流行っていたのでオフコースを」。希望ケ丘高に進むと柔道部のマネージャーをしながら軽音楽部に所属。立場のラーメン店でのアルバイトや趣味のバイクにも忙しかった。「勉強はあまりしなかったけど、こんな私が先生になったら面白いかなって」。青山学院大で教員免許を取得し、高校の国語教師となった。
○…上矢部高、藤沢北高(現・藤沢総合高)を経て、前任の厚木高では軽音楽部を全国の常連校に育て上げた実績も。2001年に県の高校軽音楽連盟が発足して以来、軽音楽部のあり方はそれまでと大きく変わった。「あくまで部活は教育活動の1つ。ロックは不良という時代じゃなくなった」。同連盟では副委員長として高校生の活動の場を支えている。
○…「バンドはやっぱり、かっこいいのが一番。そのためにある程度上手くならないといけない」。演奏の見せ方やオリジナル曲の制作にもアドバイスを送る。今後は、部として次のステージに進む段階でもある。「最初はいい。でも表彰されるのが当たり前になると応援されにくくなる。そんな中でも周りから応援されるような部活動であり続けてほしい」
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