事故による子どもの傷害予防を目的に泉区内外で啓発活動を行うSafety(セーフティー)Kids(キッズ)いずみ(太田由紀枝代表)が緑園なえば保育園で傷害予防講座を10月19日に開催した。
これは「自分で自分の身を守れる子どもになってもらいたい」と同園の年長児を対象に実施しているもので、今年度4回目。子どもたちは同団体オリジナルのワークブックを使いながら、水遊びをする時、自転車に乗る時に気を付けることなどを月に1度学習してきた。
今回は、元在日米軍海軍司令部地域統合消防隊予防課長でアメリカ式危機管理教育を行う長谷川祐子さんが「火災・やけど」をテーマに講座を行った。まずは質問を投げかけ、子どもたち自身に考えてもらいながら、火災時に発生する煙の危険性を指導。床付近であれば煙は薄く、身をかがめて逃げることができると紹介し、「ハイハイをしながら逃げましょう」とシーツで煙の位置を表現し、避難の練習を行った=写真。
さらに、服に火が着いてしまった場合は慌てず床に寝そべりゴロゴロと転がって消す、部屋から逃げられないときは窓からシーツを振って助けを呼ぶなど、全員で実際に動きながら危険の回避行動を覚えていった。体験後、「もう覚えたよ」と自信を持って声を上げる子どもの姿も見られた。
長谷川さんは子どもたちに「みんなは何もできないんじゃない。自分で助けを呼んだり、自分の命を助けることができるんだよ」と呼びかけた。
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