このほど中学生男子を対象にしたソフトボールのクラブチームが県内で初めて誕生する。横浜市を拠点とする「K―横浜クラブ」と小田原市を拠点にする「K―小田原クラブ」の2チームだ。4月1日始動の両チームの代表を務めるのは、中田南に住む押久保義矢さん(29)。「神奈川でソフトボールを根付かせたい」と普及に奔走している。「K―横浜クラブ」、「K―小田原クラブ」はそれぞれの市内に住む小学校6年生の11月から中学3年生までの男子が対象。平日夕方や休日などを使って練習を行う予定だという。
県内には、小学生のクラブチームや社会人チームなどは多数存在するが、中学生男子を対象にしたクラブチームはこれまでなかった。部活動を行う中学校もわずか1校のみだ。
社会人チーム「横浜Vertex」で監督を務め、指導も行っている押久保さんは「小学生で親しんだソフトボールをもっと広めたい」とチーム立ち上げを思い立った。しかし、「指導者が不足しチームができない」と、横浜では自身がコーチを務め、小田原クラブは小田原東高校でソフトボール部の顧問を務める鈴木利夫教諭に依頼。今後は横浜市や小田原市のソフトボール協会とも練習場所や指導者確保などで連携を深めていく方針だという。
県内に2チーム誕生しても試合や公式大会などの予定がないなど、チーム強化には課題もあるが、高校生と練習試合を組むなど、周囲の協力を呼びかけている。押久保さんは「県内の高校に依頼してサポート体制を整えている。いずれは県代表として全国大会で戦えるくらいソフトボールの文化を根付かせていきたい」と力強い。クラブチーム誕生にあたり、県ソフトボール協会は、「両方のチームを育てて、県内でソフトボールを盛り上げていけるよう、協会としても応援していきたい」と話している。
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