泉消防署長に就任した 小林 修二さん 横浜市在住 58歳
「チーム泉」一丸となって
○…「皆さんが不安な時期だからこそ、地域から信頼される消防署でありたい」と第一声。区民の安心安全な暮らしを守るには、たとえ難題に直面しても、決して怯むことなく、歩を進めていかなければならない。そんな自身の強い気持ちを込め、署員には「目の前の課題に対し、常に挑戦し続けて欲しい」と伝えた。かつて、職務のため泉区に住んでいたこともあり、今回の着任には縁も感じている。
○…火災による区内の死者数は過去7年間で12人に上る。防ぐには早期発見が最も重要で、設置が義務付けられている「住宅用火災警報器」の設置を各家庭に粘り強く訴え続けていく考え。また近年、高齢者の家での転倒事故も大きく増えており「部屋の整理整頓など、今自分にできることから始めて欲しい」と呼びかける。
○…「仕事は一人でするものでなく、チームでするもの」という信念がある。18歳で入庁以来、救助隊、出張所長、警防課、司令センター、ヘリポート整備科など様々な職務を経験してきた。「ここまでやって来られたのは周りで支えてくれた人たちのおかげ」と言ってはばからず、これからは自身が署員156人からなる『チーム泉』のリーダーとして「風通しの良い環境をつくる番」と意気込む。
○…普段はダイビングにスノーボードなど、オフもアクティブに過ごすのがお決まりで、旅行先で撮りためた家族写真を見返す時間が楽しみのひとつだ。一方で、日課は15年以上漬けてきた自家製梅干しの手入れ。「塩の分量を極力減らすことで、梅本来の香りが十分に引き立つ」という分析は、さながらこだわりの料理人。「いつか署員に振舞えるくらいの量を作りたいですね」と腕を捲った。
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