立場中央商店会(加盟数43)の役員が6月20日付で一新された。70代が中心だったこれまでの役員が退任し、区内最年少となる43歳の青木良憲新会長((株)立場)ら現役世代の40代を中心とした新体制が発足した。
ヨークマート立場店の誘致活動を機に1983年に発足した同商店会。2015年から商店会主催で始まった「立場フェス」や、19年には商店主らがプロの知識を提供する「まちゼミ」を泉区で初めて開くなど、泉区の商業中心地の商店会としてこれまで様々な活動を行ってきた。
体制一新のきっかけは昨年秋。会計担当が店舗移転のため商店会を離れることになり、これを機に「商店街の若返りを図ろう」と決断。泉区商店会連合会(区商連)の会長を務める青木籌之前会長(75)をはじめ役員の総入れ替えを決めた。
区商連の会長は継続しつつ、後進に道を譲った形の青木前会長は「以前から『そろそろ若い世代に』と考えていた。前例にとらわれず新しいことをやってほしい」と新たな体制に期待を寄せる。
新会長の青木良憲さんは前会長の子息。「これまでとは違う切り口や発想で、商店会運営やイベントの立ち上げなどをして盛り立てていきたい」と意気込みを語った。
40代が中心
新しい役員9人は40代が中心。中でも1978年度生まれが半数を占めており、気心知れた同世代が集まった。副会長の吉田茂史さん(吉田薬局)もそのひとり。「忌憚なく意見が交わせるのが強み」と長所を話す。
先行して昨年秋から会計を務める(株)早樂の川村一年さん(37)は「ネット関係など新しいことにも挑戦していかなければいけない。そのためにも20代をはじめ我々より若い世代が出てくるような環境づくりをしていきたい」と話した。
商店会では手始めにホームページ(【URL】https://tateba.jp/)を6月末にリニューアル。加盟店舗の紹介や地域名の由来などこれまであった項目を活かしつつ、新たにスマートフォン対応もさせた。
会員減など前途多難
一方で前途は多難といえる。店舗の移転や休眠などもあり、昨年50店舗だった加盟数は43に減少。事業もコロナ禍でほとんど出来ない状況だ。加えて役員全員が本業の第一線で働いているため、会合などの日程調整にも苦労する。
青木新会長は「まずはコロナ禍が明けてから『立場フェス』などこれまでの活動をちゃんとした形で実施できるようになるのが目標」と当面の見通しを明かした。
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