新橋小学校4年3組(土田航一郎教諭・38人)が総合学習の時間に竹炭づくりに挑戦し3月15日、出来上がった竹炭を近隣の介護施設「SOMPOケアラヴィーレ横浜弥生台」(伊藤亮ホーム長)に贈った。
4年3組は、近くに住む中丸定昭さんの自宅敷地内で例年幼稚園児たちが行っていたタケノコ堀りがコロナ禍で中止になり、「このままだと竹が伸びてしまう」という話を聞き、2度のタケノコ堀りを実施。さらに中丸さんから竹を貰い受けた。七夕飾りをつけて楽しんだ後はそれらで水鉄砲を作って遊んだが、遊び終わったら廃棄処分することに疑問を持ち、消臭や除湿などに効果のある竹炭として再利用することにしたという。
児童は地域で活動する「竹炭をつくる会」の指導を受けながら12月ごろから校内でキャンプ用コンロを使い、竹炭づくりに挑戦。1回3時間ほどの炭焼き作業を5、6回繰り返し、43個の竹炭を完成させた。
新橋地域ケアプラザが学校と施設を繋ぎ、竹炭を施設へ贈ることが決まると、児童は「どのように思いを伝えれば良いか」を検討し、手作りのしおりを添えて思いを伝えることにした。
15日は放課後に児童18人が施設を訪問。職員や入居者の出迎えを受け、「元気に過ごしてください」と竹炭としおりを手渡すと入居者からは「絵も字も上手だね」「ありがとう」などの声があがった。同施設の熊谷優副ホーム長は「コロナ禍のため、こうした交流はここ1年では初めて。入居者のみなさんは子ども好きなので、今後も交流が続けば」と話した。竹炭の活用方法は今後検討するという。竹炭を手渡した児童は「一から作ったので渡せて良かった。みんなで使ってほしい」と笑顔で話した。
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