ゆめが丘駅周辺の再開発で商業施設が開業予定の2024年春に、新たな総合病院「ゆめが丘病院」が開設を目指していることがこのほどわかった。泉区新橋町の湘南泉病院(医療法人社団鵬友会・池島秀明理事長)が移転・拡大する形で、救急医療のニーズに応えるべく、手術室の増加や高度治療室(HCU)を新たに盛り込む。
湘南泉病院が移転
今回の新病院は湘南泉病院(新橋町1784)の機能が移転・拡大するというもの。同院は1981年に開院(当時は阿久和病院)し、今年で築41年。ゆめが丘駅前に移転することでアクセスが向上し、手術室を増やすなど設備を拡充して地域の救急医療ニーズに応えるねらいがある。
運営する医療法人社団「鵬友会」は泉区、瀬谷区、旭区を中心に病院や福祉施設などを運営してきており、現在の湘南泉病院には近隣にある新中川病院(泉区池の谷)の機能を移転する予定。また現在の新中川病院は廃院する方針だという。
11月から着工予定
新病院は今年11月着工予定で、2024年4月の開院を目指す。地上5階建、延べ床面積は約9400平方メートルの予定。病床数は湘南泉病院と同数の156床。そのうち8床を新たに高度治療室(HCU)とする。
診療科目は一般内科、循環器内科、消化器内科、呼吸器内科、神経内科、心療内科、腎臓内科、血液内科、一般外科、心臓血管外科、消化器外科、泌尿器科、整形外科、形成外科、脳神経外科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科、精神科、麻酔科、放射線科、リハビリテーション科。
救急医療ニーズに対応
鵬友会の立ち上げメンバーの1人で、現在も同法人の常務理事を務める池島守さんは今回の新病院開設について「長年お世話になっている地元に貢献したいという思いが大きい。特に救急医療のニーズは高いので、そこに対応する体制を整備していきたい」と思いを語る。
従来1つだった手術室を3つに増やすほか、外来の受け入れ体制も整えて現在の3倍の患者に対応できるようにするという。
相鉄いずみ野線のゆめが丘駅は1999年に開業。現在駅前の再開発が進められており、24年春には大規模な商業施設が開業予定で26年度までに総戸数400戸の分譲マンションの開発予定が盛り込まれている。
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