初開催となる「泉区肉まつり」の仕掛け人として準備を進める 村花 宏史さん 和泉中央南在住 46歳
若い世代に明るい未来を
○…泉区内の飲食店が提供している「肉料理」を、スマホで入手できるクーポンを使って食べ歩く「泉区肉まつり」が11月29日(=いい肉の日)から始まる。泉区商店街連合会と和泉中央連合自治会が主催し、区役所が後援しているこの企画を一人でゼロから立ち上げた。「地元の飲食店と若い世代との緩いつながりができたら。多くの人に楽しんでもらいたい」
○…きっかけはマンションの管理組合で副理事長を務めた1年前。会社員として都内に勤める日常だったが、地域に関心を持つようになり、今年は自治会長を担う。「子どもやシニアを対象にしたイベントはあるけど、若者向けってあんまりなくて」。それならばと、行政や各団体、飲食店を巡って、実現できる形を模索してきた。時には自転車で回り、「泉区の広さを思い知りました」と笑って明かす。
○…京都生まれ。北海道大学で水産を学んだ後、コンサルタント会社へ。「海の生き物も生存戦略や環境適応能力が大事。それって企業も同じなんですよね」と語る。その後、ベンチャー企業に移ると営業や資金調達、上場準備などに奔走した。夢中で取り組んでこられたのは会社の理念である「人と地球を健康にする」に共感したためだという。「目先の利益ではなく、子どもたちに明るい未来を渡したい」
○…家では19歳の息子と9歳の娘のお父さん。長男が生まれてから、子育てを水と空気の良い町でと16年前に泉区に移り住んだ。「生まれて初めてホタルを見たのが弥生台で、感動しました」。趣味の1つは柔道で、横国大の学生に混ざって週に1度汗を流している。「若者たちに刺激を受けて、自分もいつか六段まで昇れたら」。挑戦する背中を子どもたちに見せ続けている。
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