中田地区のシニアクラブ「中西クラブ」(田中進会長)がこのほど、全国老人クラブ連合会から優良老人クラブ表彰を受けた。また内閣府から社会参加活動団体として「社会参加章」を受け、全国的な栄誉をダブル受賞した。田中会長は「役員をはじめ、会員の皆さまの熱意と努力によるもの」と話した。
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数年で会員倍増
中西クラブの会員数は現在、約110人。2017年までは減少傾向で50人ほどだったが、数年の間に倍増したという。
その背景にあるひとつが「友愛・健康ポイント」制度。クラブの田中会長が導入したもので、「散歩をした」「クラブの活動に参加した」「近所の見守りをした」といった細かな項目を達成するごとにポイントがたまり、商品券と交換できる仕組み。「妻が買い物のたびにポイントカードを気にしていたのがきっかけ」と田中会長。項目は毎年意見を取り入れて見直しながら修正しているという。
会長の負担減がカギ
また長年会社経営をしてきた田中会長はクラブ組織の改革にも乗り出した。たとえば、従来決まったメンバーが役員を担っていたのを持ち回りにしたという。「団体の活動を続けていくには、誰にでもできるようにするのが大事。そのためにはマニュアル作りも重要になります。また持ち回りにすることで、新たに地域で活躍してくれる人材の発掘にもつながる」
クラブの活性化は町内会活動にも共通する部分が多い。地域課題に対して田中会長は「町内会もシニアクラブも、昔のようにやるのは難しい。やれる範囲の身の丈に合ったことを、楽しみながらやるというが大事なのでは」と語った。
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