横浜隼人高校女子バレーボール部(佐藤喜一郎監督)が第76回全日本バレーボール高校選手権大会(春高バレー/1月4日〜8日)に出場し、同部として大会初勝利を果たした。同部はそのまま勢いに乗り、全国ベスト8まで勝ち進んだ。
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3度目での初勝利
2年連続3度目の春高出場となった隼人。今年度のチームは2023年に県4冠を達成。平均身長は約165cmと強豪校と比べて小柄だが、堅守と速い展開からのコンビネーションが武器だ。
今大会、1回戦はシードとなった隼人は、2回戦で氷上(兵庫)と対戦。「応援もあり緊張せずに戦うことができました」と長井里緒キャプテン(3年)。小宮瑛那選手(3年)のブロックや大橋美久選手(3年)のレシーブなど守備から流れを掴んで第1セットを奪取。第2セットこそ落としたものの、最終セットは終盤に追いすがる相手を突き放し、最後はエース中村友香選手(3年)のスパイクで勝利した。長井キャプテンは「勝った瞬間は現実味が無くて。皆で円陣を組んだ時に実感が沸きました」と喜ぶ。
「大声援のおかげ」
勢いに乗った隼人は続く3回戦でも、福井工大福井にストレート勝ち。ベスト4をかけた準々決勝の相手は23年のインターハイと国体を制覇している下北沢成徳(東京)。優勝候補を相手に、隼人は第1セットで20対24と追いつめられたところからデュースに持ち込んで粘り、最終的に30対28と逆転勝ちした。
第2と第3セットは高さを生かした成徳の攻撃に力負けして試合には敗れたが、長井キャプテンは「コートの選手もベンチのメンバーも最後まで笑顔で、前向きに取り組んでいました」と振り返る。「楽しかった。大声援のおかげで勝ち進めました」と約850人の応援団への感謝を述べた。
佐藤監督は「小柄でも大きなチームに勝てるようコツコツ練習してきた。その成果が実を結びました。選手たちに感謝しています」と教え子の奮闘を称えた。
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