大リーグで活躍する大谷翔平選手から「野球しようぜ」のメッセージとともに野球グローブが全国の小学校に贈られ、泉区内の小学校にも届いている。
小中一貫校の緑園学園では2月12日、後期課程(中学生)野球部が企画した「大谷翔平選手のグローブで野球しようぜ」と題したイベントを開催。近隣の子どもたちや保護者100人ほどが参加し、野球の楽しさを体験した。
子どもたちは大谷グローブを使用したキャッチボールのほか、的にボールを当てるストラックアウトや大谷選手の3秒99の記録を狙うベースランニング、買い物かごを使ったキャッチングゲーム、大谷選手クイズなど部員たちが「多くの人に野球の楽しさを知って欲しい」と考えたプログラムを体験した。野球を初めてする子も多く、慣れない動きながらも目を輝かせながらボールを追っていた。
野球を探求し発表
イベント後、同部に届いた感想文の中には大谷グローブを使えてうれしかったことや野球が好きになったことに加えて、「赤色のグローブを買ってもらった」と記されて、部員たちもイベントを企画してよかったと話していた。岡留颯佑部長(8年)は「イベント内容を一から考えていたので、多くの人が来てくれて企画した甲斐があった。楽しんで野球をやる人が増えたらうれしい」と話した。
同部の部員数は現在9人。同部は「勝つためだけに練習をするのではなく、野球を探求し、まとめ、行動する」をコンセプトにこれまでもイベントを企画。自分たちが野球を通して学んだことを発表することが地域貢献になるのではと女子児童を対象にした「ガールズフェスティバル」や大学生との体験会などこれまで10回ほど実施。
監督の平山俊一教諭は「教育として部活動を考え、学びの場を子どもたちに提供することで自主的に考え行動するようになった。部活動に教育的な付加価値が付けられれば」と話す。
大谷グローブを使ったイベントは今後も企画していく予定という。
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