上矢部高校 23年連続 文化部全国へ 市河さんと木村さんが出場
上矢部高校2年の市河芽吹(めぶき)さんと、1年の木村たまえさんが、11月29日から12月4日に開かれた県高等学校美術展で入賞し、8月に富山県で開かれる「全国高等学校総合文化祭」に出場することが決まった。同校が同文化祭に出場するのは今回で23年連続。
市河さんは、直径約40cmの陶芸作品「青磁刻花蓮文鉢(せいじこっかれんもんばち)」を出品し、高文連会長賞を受賞。
同作品は、輪積みというひも状にした粘土を積み上げていく技法で作られた作品。水色の鉢の色に合わせて、「清潔感を表すため」鉢の内側中央に大輪のはすが一輪と、その周囲に小さなはすが刻まれている。
製作には約1ヵ月を要した。「普段は小さな食器を作ることが多いけれど、今回大きな作品を作ってみて、とても楽しかった。今後も大作に挑戦していきたいと思う。全国大会には、上矢部高校では学べないことを学びたい」と市河さん。
「木が好き」と話す木村さんは、木を自分に見立てた作品「ラーラ」を出品し、奨励賞を受賞した。
木材で芯を作り、針金で骨組みを作成。その周りに新聞紙を貼り、表面には、「怒りっぽい性格を表した赤色」、「好きなシマウマやキリンの模様」など、自分の内面を注意深く描いていった。
同校に入学後、油絵から始めたという木村さん。「最初は、色々な作品作りに挑戦したい」という思いから、今回の立体作品を作成。
「針金を使って木の形を表現する部分が難しく、一番こだわったところ。今回は他に似た作品がなかったこともあって、ラッキーで全国に行けることになりました。全国大会では、様々な作品を見てみたいです」と話した。
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