公文国際学園(小雀町)高等部2年の山岸夏希さん(16)が6月、7月に開催される世界オリエンテーリング選手権のジュニア部門(20歳以下)とシニア部門(全年齢)の日本代表に選出された。ジュニアでは3回連続、シニアでは父の持つ19歳の記録を更新し、日本最年少での代表入り。
オリエンテーリングは、山中にある複数のチェックポイントを順に回り、タイムを競うスポーツ。選手は、等高線や植生、ポイントなどが記載された専用の地図が配布されると同時に走りだし、移動しながら最適なルートを分析する。ポイント間を効率よく移動しようと、道なき道を突き進むこともあるという。「コンパスは使いますが、走りながら歩数を無意識に数えて距離を計算しています」と山岸さん。頭脳と走力、どちらも重要なこの競技。勉強と部活動の合間を使い、机上での地図読み練習、毎日の走り込みで力をつける。
両親の影響で幼いころから同競技に挑戦してきた山岸さん。小4で海外の大会に出場し、中3で同選手権ジュニア部門の日本代表最年少記録を更新、現在も保持している。さらに今回、初めて選ばれたシニア部門では父が持つ記録を3歳更新した。以前から「(記録を)破れよ」と言われていた父・倫也さんにも記録更新を伝えた。「表には気持ちを出さないけれど喜んでいると思う。期待されていた通りにはなったかな」
6月30日からはチェコでジュニアの大会が、7月6日からはフィンランドでシニアの大会が開催される。共に出場する日本代表選手は年上ばかりだが、「競技歴は自分の方が長いので、不安はないです」と堂々と話す。中3で日本代表になって以来、「代表として見られている」と意識するようにもなったという。「来年は受験生。高校生最後の選手権になるかもしれません」
日本人未到達のAファイナル(上位60人による決勝戦)進出を目標に、世界に臨む。
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