創立30周年を迎えた県立上矢部高等学校(石川康子校長)で7月21日、国際的に活躍する画家で同校OBの淺井裕介氏による指導のもと、生徒や保護者など有志が記念事業として計7日間の日程で手掛けた共同制作作品「白線アート」が完成した。
同校の敷地にあたる道路の歩道約300mにわたって白線で点々と描かれたアートの数々――。これらは横断歩道などに使われるゴム製の路面標示シートをデザインにあわせて切り抜き、アスファルトにガスバーナーで焼き付ける手法を用いた作品で、作業には生徒有志ほか、OBや職員、保護者も参加した。
いずれのデザインも縦横無尽に枝や根が伸びる様子をモチーフにした淺井氏の作風がベース。その周囲には、近隣の市立鳥が丘小学校や市立領家中学校の児童生徒らも参加して考案した動物や自転車などのイラストが散りばめられている。
焼き付けに参加した同校2年の守田楓華(ふうか)さんは、「全体のバランスを考えながらの作業は楽しい。30周年記念に関われて良かった」、石川校長は「テーマは『つながる、のびる』。枝や根がどんどんのびるデザインに、強い生命力や学校と地域のつながりが表現できた」とそれぞれ感想を話した。
淺井氏は同校美術陶芸コース出身。土や埃など身の回りの素材を使って描く画風をもつ画家で、国内外のアートフェスティバルに多数出展しているほか、昨年には今後の活躍が期待される若手に神奈川県などが贈呈する「神奈川文化賞未来賞」を受賞している。
今回の制作について淺井氏は、「記念事業の緊張感をいかに伝えられるかが課題だったが、参加者は本当に良い作品を作ろうという気持ちでまとまっていた。地域の小学生や恥ずかしがりながら絵を切り抜いていた体育の先生など、様々な人が関わってくれたのも嬉しい」と振り返っていた。
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