「恋するフォーチュンクッキー ドリームハイツver.」を企画した 板倉 節男さん 俣野町在住 61歳
”ドリーム”を思い描いて
○…全国各地でブームとなった「恋するフォーチュンクッキー」のダンス動画。行政や企業などによる大規模な企画が多いなか、自身の住まいでもあるドリームハイツバージョンを企画した。築40年が経ち、高齢者の割合が高くなったというが、撮影には老若男女が集まった。「最初は『私がやると盆踊りだ』と言っていた人も、練習でメキメキうまくなっていった。私自身も全然踊れなかったけれど、やってみると意外とできた」とうれしげに語る。
○…きっかけは昨年秋に故郷・島根県の友人から届いた「恋チュン」の動画。「懐かしい風景の中で知った連中が楽しく踊っていて」。「自分たちも」と自治会に声をかけてみたが、「恋チュン?AKB?」という状態。桜の時期に間に合わせたいという思いもあり、個人で呼びかけることにした。「何人集まるかわからず、実験みたいなものと思ってとにかくやってみた」。当日の参加者は50人以上。センターには、あの「ヘイヘイおじさん」。成功の陰には妻をはじめ、家族、友人らの協力があったと振り返る。
○…定年は迎えたが再雇用で現在も会社勤めをしている。「メリハリある生活は健康にもいいし、家でゴロゴロして家内とけんかなんてしたら…家庭の平和のためでもあるね」と冗談を飛ばす。会社では、パソコンが普及していなかった時代から、メールやLANシステムの開発などを担ってきた。「キーボードなら負けないけど、今の学生のスマホ操作はすごいね」。大きく進歩した現代の技術には感無量だという。
○…仕事の腕を生かし、「ドリームハイツの歩き方」というサイトを運営している。今回の企画の呼びかけもここからスタートした。「楽しい話題だけでなく、耐震などの課題を議論する場も作れたら。ジャーナリズムを確立してみたい。生意気な言い方かもしれないけどね」。ドリームハイツを未来が見通せる、より良い地域にと夢を思い描く。
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