10月27日(火)に戸塚区総合庁舎で行われる「落語から知る戸塚よもやま話」の講師を務める落語家の 立川 志の八さん 戸塚区出身 41歳
「落語は人生」
○…「決してかっこ良いところではなく、人生や人間の汚く、弱いところを浮き彫りにして出すところが落語の醍醐味」と丁寧に話す。10月27日に戸塚区総合庁舎3階多目的スペース(大)で「落語から知る戸塚よもやま話」の講師を務め、戸塚をテーマにした落語などで観客を沸かす。「戸塚出身なので実家もあるし、この地は慣れ親しんだ場所。この地でやらせてもらえることはありがたい」と戸塚に対しての思いはひとしお。「親のつながりで知っている人が来ることは気恥ずかしさがあるけど」と笑顔がこぼれる。
○…汲沢小学校から桜陽高校(当時の汲沢高校)に進学。戸塚に対しての印象は「戸塚も昔と違い再開発が進み人と人とのコミュニケーションが希薄になってきた感じ」とどこか寂しげ。戸塚小学生のころから父に寄席や落語会に連れて行ってもらい落語を聞くことに慣れ親しんだ過去。22歳の時に立川志の輔さんの落語を聞いたことによって人生が変わった。そこから3年間、迷いに迷って25歳のころに落語界の門を叩いた。
○…「一番印象に残る落語会は初公演の時」。あまりに緊張していたこともあり、「話す内容が飛んでしまった。お客さんのことを考える余裕もなく、ただ話すだけだった」と苦笑い。「例え『義理の拍手』だとしてもとても温かく感じた」と遠くを見つめる。映画や本、芝居など流行もののチェックは欠かさない。しかし、「基本的に趣味は落語。落語は人生に直結し、日頃の暮らしている様や普段の生活も落語に生かせるのではないかと思うと無視できない」と熱く語る。
○…「師匠に惚れてこの道を志した。目標ではあるが、同じ道は歩まない。自分らしくかっこつけずに、いい意味で馬鹿になりたい」。ルーツは戸塚。「戸塚を愛し、戸塚に育てられたことに感謝していく。真打を目指して頑張りますので今後とも応援お願いします」と語気を強めた。
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