今回の花まつりの会場となるのが、矢部町にある曹洞宗・雲林寺(北見秀明住職)。数多くの車両が行き交う国道1号線が近くに通っているとは思えないほどの静寂な雰囲気に辺りは包まれている。
鎌倉幕府を開いた源頼朝の御台所(みだいどころ)だった北条政子が鎌倉時代の承元4年(1210年)、頼朝の供養のため建立。現在でも政子を開基とし、「妙観院殿如実大禅定尼」の位牌が本堂に大切に奉られ、供養されている。
政子が世を去った後、廃寺同然の状態となったものの、その後修復。しかし火災で宝物を焼失し、また廃寺となるなどの苦難を経た後、江戸時代の慶長14年(1609年)に川上村(現・東戸塚)の徳翁寺和尚により、曹洞宗の寺院として再興された。
御本尊は阿弥陀如来座像。柳の木で作られていると伝えられており、そこから同寺周辺は「柳作」と言われるように。現在でも町内会の名称として残っている。
こうした歴史を頭にとどめた上で、同寺を訪れるも楽しいだろう。
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