戸塚区出身のメンバーらで構成されるロックンロールバンド・横浜銀蝿が今年復活20周年を迎えた。時を同じくしてボーカリストの翔さんが還暦を迎えたことから9月23日、戸塚公会堂で記念コンサートを開催。本紙では行政と協働するなど、活動の幅を広げ続けている翔さんに現況を聞いた。
「60歳は大きな節目と位置付けてきたので、このコンサートには特別な思いがあった。皆、盛り上がってくれて本当に感謝している」。翔さんは感慨深げにこう話す。
コンサートは「60」歳に合わせて「60」曲を歌い切ることをテーマとし、ライブは実に6時間にも及んだ。事前にファンクラブを通じてリクエスト曲を募り、この日のために赤色のギターも新調。「体重を増やし、体力をつけて挑んだ。でも厳しかったね」と笑顔で振り返った。
1980年に翔さんの実兄でリーダーの嵐さん、ギタリストのJohnnyさん、ベーシストのTAKUさんの4人でデビュー。人気を決定づけたのが81年に大ヒットした「ツッパリHigh School Rock'n Roll登校編」。翔さんによると、吉田町の実家から戸塚駅を使って電車通学していた自らの経験を歌詞にしたという。バンドは83年に解散したが、98年に再結成。活動は現在に至る。
後進の応援も
翔さんらは、戸塚区制75周年時に戸塚・横浜を音楽で盛り上げようと、音楽祭「Rockin’TOTSUKA75」を発案。音楽に取組むバンドや個人を応援してきた。9月21日には、今夏行われた同イベントの収益金10万円を市が設置した基金に寄付している。
翔さんは「戸塚が大好き。このまちに恩返しをしていきたい」と語る。
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