ベトナムとミャンマーの、教育を受けられない子どもたちを支援する、明治学院大学の学生を中心に活動している団体「JUNKO Association」。神奈川県が主催する「令和元年度ボランタリー活動奨励賞」を3月に受賞した。
同賞は他のボランタリー団体等のモデルとなるような活動に取り組み、今後の継続・発展が期待される団体などに贈られるもの。今回は23件の推薦の中から5団体が選ばれ、学生中心の団体としては唯一の受賞だ。
同団体は、四半世紀にわたりベトナムやミャンマーで国際的な教育支援・文化交流の活動を継続してきた点などが評価された。学生代表を務める峯村悠花(はるか)さんは「先輩たちが受け継いできたものが認められ、とても嬉しかったです」と笑顔で感想を述べた。
故人の思い形に
「JUNKO Association」が立ち上がったのは、25年前。団体名の由来となった高橋淳子さんは、当時同大学の学生で東南アジアの経済発展について研究していた。ベトナムを訪れた彼女は人々の優しさに触れるとともに現地の貧しさに直面し、「貧困に苦しむベトナムの人たちに何かがしたい」という強い思いを胸に帰国。しかしその数カ月後に交通事故で亡くなってしまう。道半ばで途絶えてしまった彼女の意思を受け継ごうと、当時の学生を中心に発足した。
以来学生たちはベトナムやミャンマーなどを訪問し、学校の校舎や図書館の建造など環境的な支援をはじめ、学生間の文通、日本の文化紹介などの交流も行ってきた。
現在同団体には学生34人、卒業生など22人が所属。区内では学園祭やイベントなどで現地の民芸品を販売した。そのほか昨年には戸塚駅前で募金活動を9日間実施し、集まった約21万円は子どもたちへの助成金などに充てている。
同大学の職員であり、団体の理事長を務める松岡良樹さんは「地域の人に支えられてここまで続けてこられた。今回の受賞でより多くの人に知ってもらい、今まで以上に精力的に活動していけたら」と話した。
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