舞岡高校敷地内にある雑木林が切り開かれ、陸上部などが使うためのランニングコースが4月3日に完成した。ボランティアや同校の教諭など約30人が協力してコースづくりに携わり、全体を取り仕切ったボランティアの高橋定雄さんは「(休校中の)生徒たちが走るのを楽しみにしている」と話した。
同校では複数の運動部があり、一度に全ての部がグラウンドを使うことは出来なかった。その中で陸上部は、グラウンドが使えない際には舞岡公園など校外での練習に取り組んでいた。
そんな中、同部の顧問である脇田浩介教諭が、敷地内にある雑木林に注目。野原や丘陵地、森林などに設定された長距離コースを走る陸上の種目「クロスカントリー」のコースをイメージし、一人で作業を始めた。同校の環境整備のボランティアに来ていた高橋さんが、脇田教諭の作業する姿を見て、取り組みに賛同。高橋さんの声掛けで集まったボランティアや同校の教諭など約30人が、3月中旬から約半月をかけてコースを完成させた。約300mにわたって雑木林の中や脇を通り、高低差のあるコースとなった。
高橋さんは「いいコースになったので、体力作りに生かしてほしい」と話す。脇田教諭は「部活動がより良い環境になり、生徒も喜んでいます。取り組んで良かった」と述べた。
今後は更なるコースの拡大を検討中。また、地域住民などに開放し、利用できるようにしていきたいという。
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